国際問題に関する調査会まとめ2026-03-04
参議院 国際問題に関する調査会|2026-03-04|取得 2026-10-25
約2時間56分(審議時間からの概算)の会議を、質問者10人・論点18件に分けました。全部の要点を読んで約6分。気になる論点だけ映像で確かめられます。
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この会議の作り方と、公式の中継で見る道
発言者・所要は参議院インターネット審議中継の発言者一覧から機械で写しています(所要は次の発言者の頭出しとの差)。✓の論点の見出しと要点は、国会会議録検索システムの会議録の本文から書いた要約です(時刻の代わりに、会議録のその発言へのリンクを付けています)。発言の全文は国会会議録検索システム、映像は参議院インターネット審議中継が正です。
公式の中継で見る道:参議院インターネット審議中継の会議ページを開き、発言者一覧の名前を押す(その人の発言の頭から流れる)→ 書いてある「頭から ◯:◯◯」まで進める。
目次
| 時刻 | 質問者 | 論点 | 質問者の頭から |
|---|---|---|---|
| – | 鈴木宗男 | 米国のイラン武力行使は国際法違反か | 会議録 |
| – | 鈴木宗男 | 拉致被害者5人の一時帰国の約束の事実 | 会議録 |
| 神保謙 | 質問の全体 22分 | 0:00 | |
| 岩間陽子 | 質問の全体 19分 | 0:00 | |
| 田中均 | 質問の全体 2時間 11分 | 0:00 | |
| – | 塩村あやか | 防衛装備移転と平和国家ブランドの両立 | 会議録 |
| – | 原田秀一 | 自立度を増すためのアジア外交の中身 | 会議録 |
| – | 窪田哲也 | 抑止力一辺倒の外交になった原因 | 会議録 |
| – | 窪田哲也 | イラン攻撃と首相訪米で言うべきこと | 会議録 |
| – | 石平 | 中国を取り込んできた歴史の教訓 | 会議録 |
| – | 石平 | 台湾への全面侵攻は困難とする根拠 | 会議録 |
| – | 杉本純子 | 国際情勢の正確な情報の得方 | 会議録 |
| – | 伊勢崎賢治 | 米軍基地を抱える湾岸諸国の動向 | 会議録 |
| – | 伊勢崎賢治 | 中東戦争の拡大を止める首相への進言 | 会議録 |
| – | 伊勢崎賢治 | 朝鮮国連軍の地位協定と将来 | 会議録 |
| – | 高良沙哉 | 在日米軍基地を紛争に使わせない要望 | 会議録 |
| – | 高良沙哉 | 核保有の拡大の中での日本の立ち位置 | 会議録 |
| – | 高良沙哉 | リベラルな国際秩序を取り戻す方法 | 会議録 |
| – | 庭田幸恵 | 国際法は何のために存在するのか | 会議録 |
| – | 庭田幸恵 | 迫害を受けたイラン人の歓喜と日本の立場 | 会議録 |
| – | 石井苗子 | 戦争を早く終わらせる外交能力 | 会議録 |
鈴木宗男(国際問題に関する調査会長)
から 03分・公式中継のページが開きます(外からは秒まで飛べず、会議の頭から始まります)。ページの中で「鈴木宗男」を押すと、その場所から再生されます
米国のイラン武力行使は国際法違反か
問い(会長として質問)アメリカのイランへの武力行使は国際法に違反しているか。
答え参考人・神保:国際法の専門家ではないので断定できないが、自衛権の切迫性や比例原則から見て、合法性は極めて疑わしい。参考人・岩間:イスラエルの自衛権やイラン国内の弾圧の解釈に帰着するが、国連安保理にかけるなどの手続が全くなかったのは遺憾で、合法性をより疑わしくする手続上の瑕疵があった。
拉致被害者5人の一時帰国の約束の事実
問い(会長として質問)2002年に帰国した拉致被害者5人は、2週間で北朝鮮に戻す約束の一時帰国だったのか。
答え参考人・田中:北朝鮮側が一時帰国とし1週間を求めたので、総理のもとで協議し2週間と提案した。その後、家族の意向を受け、総理のもとで政府として永住帰国と決めた。私の一存で返せと主張したということはあり得ない。
神保謙(参考人 公益財団法人国際文化会館常務理事・慶應義塾大学総合政策学部教授)
から 22分・公式中継のページが開きます(外からは秒まで飛べず、会議の頭から始まります)。ページの中で「神保謙」を押すと、その場所から再生されます
上の「公式中継のページ」から、質問の最初から見られます。
岩間陽子(参考人 政策研究大学院大学教授)
から 19分・公式中継のページが開きます(外からは秒まで飛べず、会議の頭から始まります)。ページの中で「岩間陽子」を押すと、その場所から再生されます
上の「公式中継のページ」から、質問の最初から見られます。
田中均(参考人 株式会社日本総合研究所国際戦略研究所特別顧問)
から 2時間 11分・公式中継のページが開きます(外からは秒まで飛べず、会議の頭から始まります)。ページの中で「田中均」を押すと、その場所から再生されます
上の「公式中継のページ」から、質問の最初から見られます。
塩村あやか
会議録のリンクから確かめられる質問者です。
防衛装備移転と平和国家ブランドの両立
問い防衛装備移転の5類型撤廃を進める中で、平和国家としてのブランドとどう両立させるか。
答え参考人・神保:殺傷性の高い装備の移転は相手国と敵対する国との関係で大きなマイナスを生みうるので、戦略上の判断として進めてほしい。警備艇の供与のように、紛争の段階を上げない形で平和国家の考えを支える移転もある。参考人・田中:アメリカが喜ぶことだけをするのが外交ではなく、アメリカに影響力を持てる国にすべきだ。
原田秀一
会議録のリンクから確かめられる質問者です。
自立度を増すためのアジア外交の中身
問い日本の自立度とアメリカへの交渉力を増すために、アジアのどの国とどんな外交をすべきか。
答え参考人・岩間:CPTPPをきっかけに、ASEAN諸国を中心に人の交流を重視し、学び働ける行政の前提条件を整えるべきだ。参考人・田中:アメリカとの関係は切れないが、影響力を持つ手段としてアジアとの関係を強める。信頼醸成の枠組みや、中国を入れたCPTPPを活用すべきだ。
窪田哲也
会議録のリンクから確かめられる質問者です。
抑止力一辺倒の外交になった原因
問い抑止力一辺倒の日本外交になった大きな原因をどう考えるか。
答え参考人・田中:2016〜17年頃に中国が経済的圧迫や尖閣への圧力などの攻撃的な外交に変わり、日米の戦略が「自由で開かれたインド太平洋」で一致した。中国を入れた枠組みは捨てられたが、抑止力だけで止めるというのは行き過ぎだ。
イラン攻撃と首相訪米で言うべきこと
問い中国はアメリカのイラン攻撃をどう受け止め、首相は訪米時にアメリカに何を言うべきか。
答え参考人・神保:中国は対米関係で核心的利益の言質を取ることを優先し、ある程度黙認すると見る。日本はどの法解釈と原則で武力行使するのかについて一定の立場を伝えるべきだ。参考人・田中:アメリカのためにも戦争を長引かせてはいけないと言うべきだ。
石平
会議録のリンクから確かめられる質問者です。
中国を取り込んできた歴史の教訓
問い中国を取り込もうとして裏切られてきた歴史の教訓を踏まえれば、今さら中国を取り込むのはおかしくないか。
答え参考人・田中:抑止力だけで中国に脅かされなくなるとは思わない。米中は関係を管理する方向に向かい、日本だけが強硬だと狙い撃ちされる。抑止力は維持したまま、中国を入れてマルチで話していく仕組みを追求すべきだ。
会議録:石平のこの発言(発言番号 38)
台湾への全面侵攻は困難とする根拠
問い中国の台湾への武力統一・全面侵攻が現状では困難とするのは、国際情勢と国内情勢のどちらによるのか。
答え参考人・神保:2027年を運命論的に見る必要はない。作戦遂行を拒否する能力が担保され、中国側が今日も明日もできないと理解する状態を続けられるかどうかで決まる。
会議録:石平のこの発言(発言番号 42)
杉本純子
会議録のリンクから確かめられる質問者です。
国際情勢の正確な情報の得方
問いイラン攻撃などの国際情勢について、どう早く正確な情報を得ているか。日本の情報をどう守るか。
答え参考人・神保:情報は量より、政策決定に有効な情報と相手のインテリジェンスを検証する手法に価値がある。参考人・岩間:一つの情報源を信用せず複数で確認すること。参考人・田中:情報には収集・分析・評価の3つがあり、日本は分析と評価の側面を強化することが大事だ。
伊勢崎賢治
会議録のリンクから確かめられる質問者です。
米軍基地を抱える湾岸諸国の動向
問いイランとの緊張の中で、米軍基地を抱える湾岸諸国の動向をどう捉え、日本はどんな教訓を得られるか。
答え参考人・神保:去年の攻撃には管理されたエスカレーションの側面があったが、今回はその様相が見えない。イランは米軍基地やエネルギー施設に打撃を与えようとしており、米軍基地への攻撃は今後も続くだろう。
中東戦争の拡大を止める首相への進言
問い地域戦争に拡大するのを防ぐため、訪米する首相にどういう切り口で進言すればよいか。
答え参考人・神保:アメリカが引ける論理の下地をつくることが大事だ。共存すべきイラン政府が核合意を目指す方向を示せるか、中東の混乱を避けるため戦火を収めるべきだという二つの理屈を強調すべきだ。
朝鮮国連軍の地位協定と将来
問い日本の政治がほとんど知らない朝鮮国連軍との地位協定の現状をどう打開し、その将来をどう見るか。
答え参考人・田中:朝鮮国連軍はもう何の役割も果たしていない無用の長物だが、消す時の政治的な影響はある。イランについては日本は国交と大使があるので、意見を聞いて戦争を早く終わらせるよう動くべきだ。
高良沙哉
会議録のリンクから確かめられる質問者です。
在日米軍基地を紛争に使わせない要望
問いイランへの攻撃に在日米軍基地を使わないでほしいと日本政府は要望できるか。
答え参考人・田中:安保条約でアメリカの安全保障に依存する立場と、出撃をやめてくれという立場は矛盾し、それはできない。参考人・神保:日米の同盟調整メカニズムでの協議の仕組みを使っていくことが大事だ。
核保有の拡大の中での日本の立ち位置
問い核保有が広がる傾向の中で、日本はどんな立ち位置を取り、拡大をどう防げるか。
答え参考人・岩間:数だけでなく種類や使われ方の変化を認識し、信頼醸成のフォーラムをつくる努力をするしかない。唯一の被爆国としての信頼の蓄積は強みだ。参考人・田中:日本が非核国であることはNPT体制を支える力で、日本はNPT体制を守るべきだ。
リベラルな国際秩序を取り戻す方法
問いリベラルな国際秩序は戻らないとする中で、どうすればそれを取り戻せるか。
答え参考人・田中:秩序を主導してきたアメリカがいなくなり、グローバルな秩序はアメリカが翻意しない限り戻らない。日本はアジア太平洋で地域の秩序をつくる努力をすべきだ。
庭田幸恵
会議録のリンクから確かめられる質問者です。
国際法は何のために存在するのか
問いリベラルな国際秩序が戻らない時代に、国際法は人の命を守るために存在するのか。
答え参考人・神保:国際法は国の継続性・一貫性と正当性の判断の根拠になり、最も便益を受けるのは中小国だ。参考人・田中:国際法は存在するが、執行する仕組みが限られている。だからといってアメリカやイスラエルが攻撃してよいということにはならない。
迫害を受けたイラン人の歓喜と日本の立場
問いハメネイ師の死亡を多くのイラン出身者が喜んでいる現状をどう分析し、日本はどんな立場を示すべきか。
答え参考人・岩間:耐え難い人権侵害に国際社会が行動すべきだという考えはあるが、広く受け入れられてはおらず議論の余地がある。本来は国連で議論した上で介入する手続が望ましかった。参考人・神保:出口には核開発の問題に一定の道筋を付けることが重要だ。
石井苗子
会議録のリンクから確かめられる質問者です。
戦争を早く終わらせる外交能力
問い対話的外交で戦争を早く終わらせるには何が必要か。外交で止められた功績はあるか。
答え参考人・田中:北朝鮮への空爆論に対し日本が中心になって六者協議をつくった。アメリカは政権で政策が変わるが、日本の外交には継続性がある。日本はイランでの戦争を止めるためアメリカに物を言うべきだ。
会議録の発言一覧
国会会議録検索システムに出ている発言 74件(発言者と会議録へのリンクだけ。要点づけはしていません)。会議録のページ
発言を一覧で開く
| 発言番号 | 発言者 | 会議録 |
|---|---|---|
| 1 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 2 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 3 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 4 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 5 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 6 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 7 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 8 | 神保謙 | この発言 |
| 9 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 10 | 岩間陽子 | この発言 |
| 11 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 12 | 田中均 | この発言 |
| 13 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 14 | 神保謙 | この発言 |
| 15 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 16 | 岩間陽子 | この発言 |
| 17 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 18 | 田中均 | この発言 |
| 19 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 20 | 塩村あやか | この発言 |
| 21 | 神保謙 | この発言 |
| 22 | 岩間陽子 | この発言 |
| 23 | 田中均 | この発言 |
| 24 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 25 | 原田秀一 | この発言 |
| 26 | 神保謙 | この発言 |
| 27 | 岩間陽子 | この発言 |
| 28 | 田中均 | この発言 |
| 29 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 30 | 窪田哲也 | この発言 |
| 31 | 田中均 | この発言 |
| 32 | 窪田哲也 | この発言 |
| 33 | 神保謙 | この発言 |
| 34 | 岩間陽子 | この発言 |
| 35 | 田中均 | この発言 |
| 36 | 窪田哲也 | この発言 |
| 37 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 38 | 石平 | この発言 |
| 39 | 田中均 | この発言 |
| 40 | 石平 | この発言 |
| 41 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 42 | 石平 | この発言 |
| 43 | 神保謙 | この発言 |
| 44 | 石平 | この発言 |
| 45 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 46 | 杉本純子 | この発言 |
| 47 | 神保謙 | この発言 |
| 48 | 岩間陽子 | この発言 |
| 49 | 田中均 | この発言 |
| 50 | 杉本純子 | この発言 |
| 51 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 52 | 伊勢崎賢治 | この発言 |
| 53 | 神保謙 | この発言 |
| 54 | 伊勢崎賢治 | この発言 |
| 55 | 神保謙 | この発言 |
| 56 | 伊勢崎賢治 | この発言 |
| 57 | 田中均 | この発言 |
| 58 | 伊勢崎賢治 | この発言 |
| 59 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 60 | 高良沙哉 | この発言 |
| 61 | 神保謙 | この発言 |
| 62 | 岩間陽子 | この発言 |
| 63 | 田中均 | この発言 |
| 64 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 65 | 庭田幸恵 | この発言 |
| 66 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 67 | 庭田幸恵 | この発言 |
| 68 | 神保謙 | この発言 |
| 69 | 岩間陽子 | この発言 |
| 70 | 田中均 | この発言 |
| 71 | 鈴木宗男 | この発言 |
| 72 | 石井苗子 | この発言 |
| 73 | 田中均 | この発言 |
| 74 | 鈴木宗男 | この発言 |
